僕の死に方 エンティングダイアリー500日 金子鉄男
金子鉄男さん 40代以降の方なら覚えているかな?
眼鏡に蝶ネクタイ、ちょっとお茶目な流通ジャーナリスト。
以前よくテレビにも出ていて
舌足らずでわかりやすいお得情報を面白くわかりやすく解説していた方。
もしご存じであればユーチューブ等で過去の動画などを見ていただき、
そしてこの書籍を読んでみて!
闘病生活をしながら、死ぬまで仕事をしたいとこだわり続けた日々が綴ってあります。
私はよく金子さんのお得情報を
ホッホーーと感心し、そして
オオーーーそれは実践してみようとマネをし、そして
ホーーーーその情報は気分あがるな!!
と結構楽しみに聞いたり見ていた時期があり、とても懐かしい。。。
皆に感謝の気持ちを伝えようと、自分の葬式の段どりを細かに決め、なにからなにまで最後まで皆に楽しんでもらうための計画をして亡くなった経緯が綴ってあり、テレビで感じるままの、繊細でとても好感の持てる人柄通りの内容です。
着飾る自分、質素な自分 鷲田 清一
【借りるきっかけ】
地元仙台にある せんだいメディアテーク
の館長はどんな人か気になっていた時、鷲田さんの書籍コーナー発見。
鷲田 清一 (わしだ きよかず)
京都市生まれの哲学者。
服オタ。
服装、ファッションを哲学にアプローチするスタイルの先駆者。
チャラチャラしたアプローチではなく落ち着いたものの見方で読んでいてこころ
落ち着く。でもどうして館長をしているのかわからず。
この本は鷲田さんが母校の小学校で哲学を授業するというシチュエーション。
【最初に心が躍った♪ところ】
鷲田先生が生徒に尿瓶(新品の尿瓶)、花瓶(ちょっと汚れ有)、バケツ、ペットボトルに水を入れ、どれでもいいから好きな水を飲むようお願いする。
中に入っているものは同じなのに、どうして容れ物が違うと、飲めない水になるのか。どうして容れ物が違うと中身まで違うものになってしまうのか。
ここから、水=自分 容れ物=服装
に転じて授業が進んでいく。
鷲田さん曰く、
哲学というのは特殊な学問ではなく、人間がそれなしで生きていけないもの。
それがなかったら人間が生きていけないようなもの。そういう生きる上で一番大切なものの意味を問い詰めていく、掘り下げていく、そういう試行が哲学だと思うんです。そうすると、これほど哲学にふさわしいテーマはないわけです。
衣服について考えないことのほうがおかしいという気持ちがありました。
とある。
【こんな人にオススメ】
服に携わる仕事をしている人、していた人
なんだかんだいっても服が好きな人
中年になり服装に気を使わない日々が続いてしまい、ちょっと見直したい人
服装に気をつかわないけど、やはり気にしたほうがいいかもと思っている人
など。
たかが服されど服。
せんだいメディアテーク内 市民図書館より
仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣 久米信行
就職活動も無事終わり就職先が決まったのに、今後の人生どうしていこうかと悩んでしまった。(就活による燃え尽き症候群?)
普段なら恥ずかしくて借りないタイトルの本だが、読んでみる。
この久米さんは墨田区の老舗Tシャツやの三代目。そして東商墨田支部 副会長、墨田区観光協会理事などをしていてアイディアマン。一度久米さんの墨田区町おこしについてのプレゼンを聞きにいったのですが、次から次へとアイディアが繰り広げられ圧倒されまくり。そして面白い。
でもこの書籍は私のような地味に生きている人へ向けての書籍で、読んでいてとても安心感や納得感がある。
特に、
”今の仕事は自分の夢とかけ離れていて充実感がない”と考えている人は、一つの仕事ですべてを満足させようという固定観念を捨ててみよう。
仕事は役割を与えられておかねを稼ぐものと割り切る。
例えば、自分の好きな監督の映画に主演するのではなく、思いがけず声がかかった作品で苦手な役に挑戦してみるような感覚。と書いてある。
ちょっと仕事などに息詰まってしまった方、借りてみてはどうでしょうか。
他にも書籍があるので久米さんお勧めします。
お花茶屋図書館より
コンテンツの秘密 川上量生
物を作るってどういうことなのか、近い将来どうなっていくのか、考えてもよくわから
ないし、全然予想も出来ないので川上さんの本を読んでみる。
この人の本はいつも読みやすい。
オリジナリティーとはなんぞやについて、現時点での定義が書いてあるが、まだ消化
出来ずに反芻。読んでよかった。
足立産業センター
イザベラ・バードの日本紀行
旅行好きなのに、旅行関連を借りたことがない事に気付き、ふらふら物色。外国人女性が一人でその昔日本を旅行、が目に入り即借りる。
明治11年(1878年)ルートは横浜から日光、新潟、山形、秋田、北海道。女一人で旅?それはすごいと思い借りたが日本人男性(通訳)が同行。移動は人力車、馬など。この時代江戸や開港している付近に外国人は多少いたが、さすがに田舎にはほぼいない。
日本の様子は腰を抜かすほど事細かに書かれており、写真を見ているかのように頭に浮かぶ。これはすごい。この時代人口3435万8404人、蚤が多くて、蚊が多くて、カエルが多くて慣れないと寝れない、田舎では女も上半身裸、おっさんは裸同然、まだ土葬で、埋める時は体育座りでコンパクトにまとめる、お墓はきれい、外国人を障子に穴を開けじろじろ見る!が親切、田舎ものは遠くへ行ったことがないので、道案内できない、道中襲われたことがない、無宗教に近い(神道はあるが、仏教はそれほど)洋服を着ている日本人もいるが大抵体格にあわず醜い、家具、物がメチャ少ない、臭い、汚い、皮膚病、脚気がメチャ多い、偽造品多い、江戸の西洋式建物はバリエーション少なく、気候にあわず菓子屋に見えるなどなどなどなど、忌憚のないご意見満載。。。歴史好きでなくても面白い。
曳舟図書館、立石図書館にて
伝わる・揺さぶる!文章を書く 山田ズーニー
履歴書の志望動機がうまく書けず、参考サイトを駆けずり回り結果たどり着いたのがこの書籍。即借りる。文章がうまくなるコツ。みたいな軽い本じゃない。自分が一番言いたいことを発見するための本。発見ってことは発見されてないことを発見するってことですよね。いいですね、それ、教えてください切羽詰まってるんです。考える方法を教えてくれて、ついでに文章書くって面白いことかもしれないと思わせてくれる本。コツがわかればメールやプレゼンやあれやこれや仕事で役にたつし、それよりなにより自分発見にかなり貢献。中年女子いまだに迷える子羊なんです。
ズーニーさんありがとう。
立石図書館にて
江戸庶民の楽しみ 青木宏一郎
何か面白い本はないかと図書館内をぶらぶら歩いていたら歴史のコーナーにこんなこんな本が。遊びの最初の主役は武士だったようだが、そのうち江戸もどんどん景気が良くなり町人がお金を稼ぐようになると遊びの主導権は武士から町人へ。花火、見世物、ガーデニング、夜店、銭湯くらいであれば想像出来るが、ほほ〜これはというものに、将軍たちが御町家というテーマパークを作り町人ゴッコをしていたという。えっ!?ままごと!暴れん坊将軍や水戸黄門のように身分あるものが庶民のふりして街中をウロウロするようなことは許されなかったようで、でも盛り上がっている町人遊びしてみたーい❤︎ということらしい。でもそのテーマパーク花屋とか鍛冶屋とか色々お店並んでるけど、町人一人もいないよー。それでも羽織を脱ぎ捨ててごっこ遊び満喫したみたい。将軍様可愛い❤︎
立石図書館にて